世界に知れ渡った現代の妖怪

最近、子供たちの間で妖怪が流行っているようだ。
昔からそういうものはあったが、そもそも妖怪とは人が作り出した存在である。
説明のつけられない自然現象などを、「妖怪」という人外のもののせいとして表していたのだ。
いわば、無知蒙昧の産物とも言える存在であったわけだが、実はこの科学万能、IT全盛の時代にも妖怪は生み出されている。

特に海外では新しい妖怪やモンスターを創作し、それをインターネットを通して広めるという事も行われていて、その代表的なものが「スレンダーマン」である。
この「スレンダーマン」とは、一見細身で背の高いスーツ姿の男性に見えるが、顔には目も口もなく、背中からは触手のようなものが生えている。
「スレンダーマン」はよく森の中にいるが、これに出会うと狂気に苛まれるとか、子供を攫っていくなどといった設定があり、これを登場させたゲームも多数存在している。

「スレンダーマン」の起源は一枚の画像だったと言われている。
一見公園で子供たちが遊んでいるだけに見える写真だが、奥の方に異様に背が高く、触手のような腕を持った人物(?)が写り込んでいるのが分かる。
おそらく光の加減などでそう見えるだけなのだろうが、怪しげな写真である。
この画像を元に様々な設定が付与され、現在のような姿になった「スレンダーマン」はインターネットを通して生み出された、現代の妖怪とも言えるだろう。

現代の妖怪は元々創作であることが多いが、インターネットなどのITを駆使することで架空の設定は瞬く間に世界に広がり、まるで生きているかのように成長していく。
その伝播力の強さこそが、現代の妖怪の最大の特徴と言えるかもしれない。

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